葭田 周作(よしだ しゅうさく)

プロフィール

 2000 年生まれ 埼玉県出身 22 歳で保育士専門学校を卒業し、認定NPO法人森のECHICA
花の森こども園に就職。 その後、森林文化アカデミーへ出向入学。在学中は、子どもの遊びや
小学生向けのキャンプ、 ヤギとの暮らしを通した人間教育を学ぶ。卒業後は花の森こども園に戻り、
自然をフィール ドにした保育に加え、小学生向けのキャンプにも携わるほか、ヤギ、ニワトリ、犬、
アイガ モと暮らしを共にしながら、子どもたちの育ちを支える保育に取り組んでいる。

・アカデミーに入学したキッカケ ?

 花の森に就職してから、女性が多い職場の中で、自分らしさや自分の強みを保育にどう生 かして
いけるかを考えるようになりました。そんな中で受けた自然観察指導員の研修で、 木々が周りの
木と支え合いながら森をつくっていることを知り、「自然って面白い」と強く 惹かれました。

その一方で、自然保育を取り入れた環境で、子どもたちと共に日々を過ごし ていながら、自分は
自然についてまだまだ知らないことが多いと実感しました。だからこそ、 もっと自然を学び、
その学びを保育に生かしたいと思うようになりました。

その頃、代表か らナバさんと森林文化アカデミーを紹介していただきました。特に森林環境教育
専攻は、座学だけでなく実践を通して学べることに魅力を感じ、入学を決めました。


 
・アカデミーの学生生活で印象に残ったことは?

とにかく毎日が実践の日々。あっという間の 2 年間でした。
できることや知っているこ とが増え多くの人と出会えたことが楽しかったです。その一方で、
自分の力不足を痛感する 場面も多く、一つひとつの経験が学びになりました。
特に印象に残っているのは課題研究です。社会課題を解決するための研究であると同時に、
自分自身の課題とも向き合う時間でもありました。思うように進まず苦しいこともありま したが、
その経験を乗り越えたからこそ、今の自分があると感じています。
また、困ったと きや迷った時には、仲間やヤギの存在に何度も支えられました。周りの人や、
共に学ぶ環境 があったからこそ乗り越えることができたと思っています。

・アカデミーの学びで役に立っていることは?

 アカデミーで一番身に付いたのは、「まずはやってみる」という姿勢です。失敗を恐れず 挑戦し、
できたこともできなかったこともすべて学びとして受け止める考え方は、今の保育 でも大切な土台に
なっています。また、「こうしなきゃ」という気持ちにとらわれず、まず は自分自身が自然や活動を
楽しむことを大切にしています。子どもたちと一緒に発見した り、考えたりする時間につながっている
と感じています。

花の森では、僕がアカデミーに入 学する前からヤギ、ニワトリ、ウサギと共に暮らす保育を実践していて、
現在ではアイガモ や犬も日々の暮らしに加わりました。アカデミーでの学びを通して、動物との暮らしは
子ど もだけでなく、大人も育てる力があることを実感しています。人が動物を育てるのではなく、 動物と
の暮らしの中で育てられている。そんな視点が、今の保育を支える大切な考え方にな っています。

花の森で実践してきたことが、アカデミーでの学びを通して一つの考え方とし てつながりました。
それが、僕がアカデミーで言葉にすることができた「動物との付き合い 方」です。